アラフォーになると得るおやじギャグというスキル

2018年12月14日

アラフォーの男

おやじギャグという言葉自体がもう古い感じがする。

「スマンスマン、スマンチャの男。」

「スマンスマン、スマンチャの男。」
これは、ラマンチャの男をもじったギャグである。ラマンチャの男とは、帝国劇場で今も定期的に公演が行われている松本白鸚(松本幸四郎)の舞台の名前である。
スペインの国民的小説、ドン・キホーテを原作とした傑作ミュージカル・・・。

私には3歳の子どもがいる。
その子どもが私に変顔を見せようとした。
「パパ、見てみて―」と私に声を掛ける。
しかし、私はスマートフォンでニュースを見るのに夢中だった。
さらに息子は声を大きくする。
「パパ、見てみて―!」
私は息子の声にハッと気付いて息子の顔を見る。
そして、思わず謝罪の言葉を述べる。
「スマンスマン、スマンチャの男。」
そう口に出した後で私は愕然とした。
おやじギャグを無意識に言ってしまった・・・・・。
息子はポカンとした顔をしている。
ついに、私も歳を取ってしまったというリアルな実感。
脳内には私が今まで会ってきた中年男性達の顔が無数に浮かぶ。
そして、彼らが口を揃えてこう言った。
「アラフォーにようこそ(Wellcome to The Arafo!)」

アラフォーはおやじギャグを受け入れる必要がある

20代、30代前半の男性が描く理想のアラフォー像とはどんなものだろうか。
スマートにスーツを着こなし、身なりは清潔。
会話はウィットに富んでおり、相手を飽きさせない。
相手に対する気遣いを忘れず、決して嫌な思いをさせない。

逆にこんな風にはなりたくない!というアラフォー像について考えてみよう。
スーツはヨレヨレ、臭い。全体的に汚い。何が汚いというわけでなく、全体的に汚い。
汚いオーラをまとっている。
会話は下品、自慢話、説教。話していると疲れる。
気遣いなどない。無遠慮にセクハラすれすれ、パワハラすれすれの会話をしまくる。

身なりや気遣いの問題は意識次第でどうにでもなる。
しかし、一番困難なのはウィットに富んだ会話。
これは相当の訓練が必要。
そして、避けて通れない問題が一つ。それは加齢とともに前頭葉の動きが変化し、おやじギャグを言うようになってしまうというものである。
アナタの理想のアラフォー像を達成するには、この「おやじギャグ」をうまくコントロールしていく必要がある。

おやじギャグの特性

おやじギャグはマイナスのイメージをもって世の中に認識されている。
それは、「面白くない」からである。
なぜ「面白くない」のか。逆に言えば、面白いおやじギャグであれば問題ないということである。
おやじギャグが面白くない要因とは何か。それは主に以下の通りである。

①安直である

おやじギャグにはいわゆる「ダジャレ」が多い。ひねりがない。
ドラゴンボールの孫悟空が界王様に向けてはなった「布団がふっとんだ。」といったものである。
「誰にでも思いつくことが出来る」ように見えてしまう。そこが、オーディエンスを興ざめさせてしまう。
良くできたギャグはストーリーがある。もしくは、全く訳が分からないような突拍子もない発想がある。
誰もが思いつくようなギャグは評価が低い。

②無理やりこじつける

人は納得の出来ないものは受け入れない。
おやじギャグの中には、無理やりこじつけるようなものも多い。
例えば、「えっ!真珠食うの?あ、新宿ね。」といったものである。
真珠を食用として認識している人が世界に何人いるだろうか。
このギャグがウケる可能性のあるシーンとしては、その場にいる人が「クレオパトラが真珠を食べていた」という知識を持っいて、かつここまでの話の流れのどこかにクレオパトラが入っている等の特殊な条件が必要だろう。つまり、相手がエジプトに住んでいて日本語を学んでいる人であれば笑いをとれる可能性はある。

③時と場所を選ばない

上記二つを満たしていても、その場の雰囲気等ではウケル可能性は十分にある。
しかし、頭に思い浮かんだものを言ってしまうのがおやじギャグである。

おやじギャグの対策

おやじギャグを言わなければスマートライフが手に入る。
では、具体的にどうすれば良いか。

①目にした言葉、口にした言葉を頭の中で必要以上に反芻しない

目にした言葉、口にした言葉をきちんと理解するために、頭の中で繰り返してみるというのは良い方法だ。
私も実際に良く行う。しかし、あまり繰り返すとギャグを考えようという方向に考えが向いてしまう。
ほどほどで切り上げるように注意しよう。

②頭の中に面白さの品質保証部を作る

おやじギャグのほとんどは、冷静に良く考えれば「発声するに値しない」ということが分かるだろう。
事実、有名人の書いたエッセイやコラムなどではほとんどおやじギャグは無い。
これは文章を書く場合は提出までに推敲を重ねるからである。
そこで、日常生活の中でも「おやじギャグ」を不良品として仕分けられるように頭の中に品質保証部を設け、ギャグを思いついたときに検品をしてもらおう。

おやじギャグは自分にとって最高のギャグ!

他人の目から見たスマートなアラフォーと言う意味では、おやじギャグは言わないほうがいい。
しかし、言っている本人にとっては、最高のギャグである。
「他人にどう思われてもいい!自分らしく生きたい!」
そう思うのであれば、ガンガンおやじギャグを使っていこう!
絶対そのほうが楽しい。