革新的事業展開設備投資支援事業申請書の書き方~その2~

2018年11月12日

前回に引き続き、革新的事業展開設備投資支援事業申請書の事業計画についてみていこう。

革新的事業展開設備投資支援事業申請書の書き方~その1~

「(2)本助成事業の目的との適合性」は何を書けばいいか

本助成金は3つの類型に分かれており、申請者はそのうち一つを選ぶ必要がある。
3つの類型は以下の通りである。

Ⅰ 競争力強化

品質や信頼性、生産効率等を目的とする取組。

Ⅱ 成長産業分野

都の指定する支援テーマ6分野に関連する取組。

Ⅲ IoT・ロボット活用

機械設備導入と同時にIoT化を進める取組。もしくは産業用ロボット、サービスロボット等を導入し生産性向上を目標とする取組。

「(2)本助成事業の目的との適合性」では、どのタイトル通り、事業計画の内容と類型の関連性について記述することが求められている。
上記類型のうち、「成長産業分野」と「IoT・ロボット活用」を選んだ場合は、比較的書きやすいだろう。他の箇所では似た設問はない。
しかし、競争力強化については記述内容を気を付ける必要がある。
「競争力強化」は内容的に以下の項目と被り易い。

(6)実施後の展開 ア 機械設備導入後に期待される生産性向上、技術力向上や市場参入の状況について記載してください。
ウ 事業計画の優秀性について、記載してください。

本項目とこれらの項目は意識して記載内容を分けたほうが良いだろう。

「(3)事業計画の優秀性」は何を書けばいいか

「事業計画」の優秀性とは何を指すのか。
たとえば、「本事業によって生産効率が向上する」ということだけであれば、それは「事業成果の優秀性」といったような設問になるだろう。
あえて「事業計画」としているのは、成果だけではなく、その過程についても良くねられた計画かどうか、評価されると考えられる。
さて、細かい設問についてみていこう。

「ア 事業計画の製品・サービス、技術等における現状分析、課題、解決策について記載してください。」には何を書けばいいか

本項目では、製品・サービスについて【現状分析】、【課題】、【解決策】についてそれぞれ記述することが求められている。
ここでは、現状の製造・サービスのフローについて記述した後、QCDや付加価値向上に関わる課題を提起し、設備導入の動機となる解決策を記述することが考えられる。
尚、製造体制の現状や課題にについても盛り込みたくなってしまうが、後の項目に

(4)事業計画の実現性 ア 組織面における現状分析、課題、解決策について記載してください。

と言う項目があるので、きちんと書き分ける必要があるだろう。
また、どれだけ効果があがるのかについては、

(6)実施後の展開 ア 機械設備導入後に期待される生産性向上、技術力向上や市場参入の状況について記載してください。

と言う項目に書くので、ここではあまり触れないほうが良いだろう。