Windows10の更新問題終了。さよならアップデートハラスメント…?


勘弁してください・・・

勘弁してください・・・

「ご迷惑をお掛けした。非常に反省している」

7月5日のマイクロソフト社の経営方針を発表する記者会見で、平野拓也代表取締役社長より、「ウィンドウズ10」の無料更新について謝罪があった。

ウィンドウズ10の更新問題で謝罪 MS平野社長「ご迷惑をおかけした」と反省(SankeiBiz)

ウィンドウズ10はマイクロソフト社が提供する最新のOSである。
2015年の7月29日から、Windows 7/8/8.1ユーザーに向け、無償アップグレードが提供開始となった。

最新のOSだから、機能も良くなり安定している。と、一般的には考えられるが、実際にはPCの環境は千差万別であり、必ずしもそうとは限りらない。

実際、筆者の知人は、自ら選んでこの無料アップデートを行った。
仕事に持ち歩くノートPCとデスクトップPCの2台を同時にアップデートしたのである。

無事アップデートが完了し、ウィンドウズ10の新機能の恩恵を享受できるかと思ったら、なんと2台とも動作が不安定になり、修理に出したということである。
どうやら、デバイス等との相性が悪かったらしい。

このウィンドウズ10、自分でアップデートを選択できるならまだ良い。しかし、かなり強引にアップデートを勧めてくるのである。

「ウィンドウズ10へ更新というポップアップが出てきてうっとうしい」
「寝て起きたらいつのまにかウィンドウズ10になってた」
「PCを起動したらウィンドウズ10へのアップデートが始まった」
「ウィンドウズ10へのアップデート予約が勝手にされていた」

ネットではその強引な手法が話題となっていた。
いつ、自分のWindowsがアップデートされてしまうのか・・・。
私も含め、Windows 7/8/8.1のユーザーはこの数カ月、戦々恐々たる日々を送っていたはずである。

マーケティング3.0を学んでいただきたい

2016年7月1日からは、強引にアップデートを促すのをやめ、しっかりと更新について確認するようにしたとのことである。

今回の件は、明らかにマーケティング上の失敗ではないだろうか。
この数カ月にウィンドウズユーザーはマイクロソフト社について、不信感を抱いたに違いない。
私も仕事でWord、Excellを使用しないのであれば、macに乗り換えたいぐらいである。

強引なアップデートには、「ウィンドウズ10は良いOSだ。一度使えば必ずユーザーは満足するだろう」という製作者の驕りが垣間見える。

確かにその可能性はある。
マイクロソフト社が全てのユーザーが満足する夢のようなOSの開発に成功したと。

しかし、その場合でもユーザーの「選ぶ権利」を暴力的に奪うことなどあってはならない。

アプリケーションはユーザーのものである。これは所有権の有無を指しているのではない。
フィリップ・コトラーのマーケティング3.0で「ブランドは消費者のもの」と述べられている通りである。
企業の都合でユーザーが利用するソフトの「利用体験」を強引に変化させるなどもってのほかである。

マイクロソフト社には今回の件が自社の経営にどのような影響をもたらしたかを充分検証していただきたい。

と思ったら、まだ続いているらしい・・・。

Windows 10アップグレード攻勢、とうとうフルスクリーン表示にまで拡大